お知らせ

News

10/1小泉八雲記念館寄席「柳家さん喬が語る八雲 Vol. 5」のお知らせ

【小泉八雲記念館寄席のお知らせ】
柳家さん喬が語る八雲 Vol. 5(松江水燈路イベント)
さて、今年はどんな噺が飛び出してくるのやら…。今年は水燈路が実施されますので、ぜひお出かけください♪
日時:10月1日(土)18:00(受付17:30)
会場:小泉八雲記念館2F
出演:柳家さん喬
料金:前売4,000円(全席自由/当日500円増し)
問い合わせ先:松江落語の会 
電話:090-2867-4881(カジタニ)/090-3632-0635(イノウエ)
主催・共催:日本の面影「松江」実行委員会、山陰落語の会、まつえ落語会、小泉八雲記念館
☟詳細はこちら
http://www.hearn-museum-matsue.jp/event-insects.html#sankyo

次回企画展「虫の詩 かそけきものの声音を愛す」6月26日スタート!

虫の詩 かそけきものの声音を愛す
2022年6月26日(日)―2023年6月11日(日)
1階 展示室3

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は虫を愛した作家でした。ファーブルの昆虫の本を愛読し、美しい竹細工の虫籠に松虫や鈴虫、草ひばりなどを飼い、その声音に耳を傾けていました。また、日本の古い詩歌をたくさん拾い集め、その詩に込められた心情や自然観、あるいは虫に対する日本人の愛着心について語るとともに、ときには進化論や仏教的、哲学的随想を交えながら日本の虫にまつわることがらを西洋の読者に紹介しています。

作品に目を向けてみると、「蜻蛉(トンボ)」「蝉(セミ)」「蠅(ハエ)」「蛍(ホタル)」「蛙(カエル)」「蚕(カイコ)」「草ひばり」「蝶(チョウ)」「蚊(カ)」「蟻(アリ)」など多くの虫や小動物などをテーマにしていることがわかります。作品はいずれも昆虫学の論考ではなく、その種類や鳴き声、和歌や俳句、虫聴きや虫売りなど文化的考察のエッセーです。八雲は虫にまつわる民俗信仰や民衆文化に関心を示し、自分自身も庶民の生活を共有するという共感的な姿勢を貫いていることがわかります。

「一寸の虫にも五分の魂」を見出す日本人の心の持ち方、虫の音を「美しいミュージック」と感じる日本人の耳と豊かな感性は、虫の愛好という点において、古代ギリシャ人と酷似していることにも気づきました。

本展では、虫や小動物が主役となる作品を糸口に、愛用の虫籠、直筆原稿、著作にみる昆虫のイラストなどの資料を中心に展示します。八雲が最も健全で幸福であるという日本人の自然に対する態度、あるがままの自然を受け入れ、虫や蛙などかそけきものの中にも「美」を見出してきた日本人の心に光をあてていきます。そのことが、困難な現代を生きる私たちに一筋の光をもたらすことを期待しています。

Upcoming Exhibition: The Poetry of Insects—Loving the Voices of Fleeting Lives starts on 26 June!

The Poetry of Insects—Loving the Voices of Fleeting Lives
Sunday June 26, 2022–Sunday June 11, 2023
Exhibition Room 3

Lafcadio Hearn, the writer, loved insects, and was an avid reader of Fabre’s books about insects. He kept a pine cricket, bell cricket and grass skylark in beautiful bamboo insect cages and listened to their song. He also collected many old Japanese poems. He wrote of the Japanese feelings and views on nature, and their attachment to insects which were evinced in these poems. In his essays, he touched upon the theory of evolution, and Buddhist and philosophical thought, and introduced the Japanese view of insects to readers in the West.

If we look at the themes in Hearn’s works, we can see many insects and small creatures, such as dragonflies, cicadas, flies, fireflies, frogs, silkworms, grass skylarks, butterflies, mosquitoes, and ants. However, his works were not entomological studies. He wrote essays on cultural observations, such the types of insects and their cries, waka and haiku poetry, the custom of listening to insects and the sale of insects. Hearn showed an interest in the folk beliefs and culture of the common people regarding insects. He maintained an empathetic stance in sharing the lives of the ordinary people.

The Japanese attitude towards insects, expressed in the saying “even a worm will turn”, the way in which they consider the cries of insects to be “beautiful music” and their rich sensibility have similarities with that of the ancient Greeks in terms of having a fondness for insects.

Emphasising works which feature insects and small creatures, this special exhibition displays Hearn’s beloved insect cages, original manuscripts and illustrations from his works. We will shine a light on the Japanese attitude towards nature, which Hearn found to be the soundest and happiest, the Japanese acceptance of nature “as-is”, and the beauty they find in ephemeral creatures such as insects and frogs. We hope this brings a ray of light to us who are living in the difficult contemporary era.

【変更あり】こどもワークショップ「Ryoさんと奏でる虫たちの風景」「Ryoさんとコワかわいい妖怪たち」参加者募集中!

※【8/26追記】「[音で遊ぼう]Ryoさんと奏でる虫たちの風景」の会場を、興雲閣(松江城山公園内)から小泉八雲記念館 2階 多目的スペースに変更しました。これに伴い、定員を見直しました。あわせて、9/3-4に多目的スペースで、講師の渡辺亮さんの妖怪画展を開催することが決定しました。

🦋小学生のみなさん!夏休みに参加してみませんか?

【[音で遊ぼう]Ryoさんと奏でる虫たちの風景】
講師:渡辺亮さん(パーカッショニスト、妖怪画家)
日時:2022年9月3日(土)14:00-15:30
会場:【変更前】興雲閣(松江市殿町1-59 松江城山公園内)→【変更後】小泉八雲記念館 2階 多目的スペース
定員:【変更前】小学生20名→【変更後】小学生8名
参加料:500円
申込受付開始日:2022年8月3日(水)
申込先:小泉八雲記念館 電話 0852-21-2147 と メールフォーム https://www.hearn-museum-matsue.jp/mail.html で受け付けます。

【[絵を描こう]Ryoさんとコワかわいい妖怪たち】
講師:渡辺亮さん(パーカッショニスト、妖怪画家)
日時:2022年9月4日(日)14:00-15:30
会場:小泉八雲記念館 2階 多目的スペース
定員:小学生12名
参加料:500円
申込受付開始日:2022年8月3日(水)
申込先:小泉八雲記念館 電話 0852-21-2147 と メールフォーム https://www.hearn-museum-matsue.jp/mail.html で受け付けます。

【渡辺亮妖怪画展 見えるもの、見えないもの】 ※同時開催決定!
日時:2022年9月3日(土)―4日(日)
会場:小泉八雲記念館 2階 多目的スペース
Ryoさんは、2日間在館しますので、会いに来てくださいね♪

渡辺亮 さん:パーカッショニスト、画家。1958年神戸市生まれ、武蔵野美術大学卒業。在学中よりブラジルのパーカッションを中心に音楽活動を始め、数多くのレコーディング、コンサートに参加する。全国で、大人向け、子ども向けにパーカッションや妖怪画などのワークショップを多数行っている。また、美術と音楽が共存できるプログラム「音と妖怪」「美術と音楽」を主催。ソロアルバムに「ウォレス・ライン」「モルフォ」、著書に「レッツ・プレイ・サンバ」(音楽之友社)。http://www.ryo-watanabe.com

*当日はマスク着用の上、事前に検温をおすませください(37.5℃以上の方は参加不可)。
*各自、水とうとハンカチを持参してください。